新幹線に翼が生えたような いでたちの
空中移動型レストランに僕は乗り込んだ。
店内では働き者の看板娘たちが
各々のポジションで業務を行なう。
店の大将は調理で大忙しなのか、
単に照れ屋さんなのか、
客の前には姿を表わさない。
でも店内アナウンスにて存在を一応アピールする。
いつ聞いても渋い声。
これでもかという真っ黒なサングラスしてそう。
たとえ夜になって先が見えなくても。
これまた形も渋いやつね。
機内での食事を終え、一服がてら
目の前のモニターで映画を見ながら
感動の涙を流す。
みんな同じ方向向いて座っとるんやから
どうせ泣いてても誰にも気付かれやせえへん。
なんて思って堂々と泣いてたら、看板娘に
「ご気分どうかされましたか?」
って心配された。
男たるもの、女に涙を見せること無かれ。
女たるもの、男の涙は知らぬふりを通せ。
空腹が満たされ、涙は乾き、僕は店を後にした。
のれんをくぐると、そこは一面のニーハオ人民共和国。
JUNIOR
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プロフィール
HN:
JUNIOR
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1980/08/07
職業:
草野球選手
趣味:
趣味さがし
自己紹介:
好きな食べ物は米とライス。
好きな飲み物は水とカレー。
人と話すと元気が出ます。
得意な球技は内野ノックです。
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