１月１３日（水）

小学生のころ、僕が祖父・セイイチに

「今日、キマタが学校でハナクソほじって食べとったよ」って

おもしろ報告をしても、じいちゃんはいつもきまって

「そのキマタっちゃあ、きっつうか？にっすうか？」って

訊いてきました。

「きっつう」は「きつい」から派生した東濃弁で「強い」の意味。

「にっすう」は「にすい」から派生した東濃弁で「弱い」の意味。

じいちゃんは男の価値を「強い」か「弱い」かで一刀両断する元軍人。

ドッジボールでバンケンが最後まで生き残ったなどの

「きっつう男」の話をすると、

その日の晩ごはん、家族みんなが揃った席で

「バンケンは、ぞんがーきっつうげなぞ（『バンケンはめっちゃ強いらしいぞ』の意）」と

じいちゃんは家族みんなに情報フリークしてました。

僕もどこかでそんな「僕のきっつう話」をされてないかと望んでました。

知るかぎりでは、小林くんとこのじいちゃんだかばあちゃんだかが

「林さんとこの子は声がでかぁ（大きい）ぞ。

　だいすけ（小林くんの下の名前）もあれぐらい出さなあかんわ。」

って言ってた情報を小耳にはさんだぐらい。

きっつう男にならねばならん。

　　　ＪＵＮＩＯＲ