３月２５日（水）

目録。

木製書架、１基。

右の品を、卒業記念品として

贈呈いたします。

１６年前の たぶん今日、

僕は下石学院大学小等部を卒業しました。

卒業生から学校への記念贈答品の目録を

卒業生代表として読み上げました。

目の前の文を読み上げるだけの作業でしたが、

文も短いし、卒業式の練習で何度も読み上げたりしたので

いやでも内容を暗記し、今も染み付いてます。

初めての全体練習では おそらく緊張したせいか、

「木製書架」を

正しく「もくせいしょか」と読めず

「きせいしょか」と堂々と読み上げたことも覚えてます。

小学校の卒業式は断片的に覚えてます。

卒業生ひとりひとりが順に声を上げていく「卒業の言葉」みたいなやつの

僕の担当は「卒業記念に製作した、あぜくらの箱！」だったこと。

裏山の お稲荷さんの相撲大会で勝ち取った

使い捨てカメラを 式当日に持って行ったこと。

栄正くんの使い捨てカメラは、一見同じように見えて

実はフラッシュ撮影機能付でワンランク上だったこと。

ムーくんがスポーツ刈りで式に臨（のぞ）んだこと。

ムーくんは中学生のとき

「おれは今まで坊主頭しかしたことないんやて」

って豪語してたけど、僕の覚えでは、この卒業式だけは

色気づいてたと思う。

写真を見せつけて「ほら見てみぃ！」って言いたいんやけど、

いかんせん 撮影枚数に限りある使い捨てカメラだったせいで

ムーくんとの記念写真が１枚も残ってません。

キマタとのツーショットや、

デキのティンティンをキャッチ＆リリースしてる写真しかありません。

あっかん。あっかん。

　　　ＪＵＮＩＯＲ