１月２０日（火）

悟りに覚める。

これ覚悟なり。

かつての常勝・下石スポーツ少年団の

熱く煮えたぎるホットコーナーを守り続けた男の今は

町の平和を守る保安官。

そんな保安官が僕の住む町に

相方さんと共にパトロールにやってきました。

今年、保安官が誕生日を迎えるころには

相方さんは ただの相方さんで無くなる。

そうとなりゃ僕は、その相方さんを

婦人け・・・いや「夫人警官」と呼ばせていただく。

一般庶民やけど そう呼ばせていただく。

保安官と言えど、なかなかのおっちょこちょいさんで

このたび大阪で貯金すべく

ＵＦＪに行ったつもりが、

間違えてＵＳＪに足を運び

入場パスをキャッキュカードと思い込み、

数々のＡＴＭ（ア・トラクション・マシン）で

お金を預金しちゃったそうです。

そんな保安官ご一行様と

幸いにも晩ごはんをご一緒させていただきました。

保安官への「シャキっとせぇよ」の年末暴言でおなじみ、

ねぇさんも参戦。

僕とねぇさんは保安官たちを待つ間、

家でＤＶＤを観てましたが、

ものすごくテンションが下がる作品だったので、

出発間際にディスクを「すべらない話」に切り替え

テンションを引き上げました。

やがて保安官の車が到着。

そして乗り込む。

保安官の車がパトカーでなくて

ねぇさんは ちょっとがっかり。

でも おみやげのスパイダー麺をもらって大喜び。

「これからお好み焼きを食べに行こう」って言ってるのに

スパイダー麺を車の座席に置いていかずに

肌身離さず店まで持って行こうとしてたことから

その喜びようが うかがえました。

お好み焼き晩餐会がスタート。

注文料理は保安官が僕におまかせしてくれた。

鉄板焼きメニュー、おでん、モダン焼き、焼きうどん・・・

これを嬉しそうに頬張る保安官たち。

舌鼓（したづつみ）がビートを刻み、

その音色に合わせてトークが弾む。

あまりの盛り上がりっぷりに

隣テーブルの見知らぬおばちゃんたちも参戦。

おばちゃんは かなりのご機嫌状態で

お肌すべすべ石鹸を夫人警官に振る舞う始末。

そしてその効果を熱弁。

その威力は凄まじい。

おばちゃんの向かいに座ってた

土井津仁のおかんみたいなおばちゃんの肌が

見事に蘇（よみがえ）ってました。

そして はるばる東海からやって来た旅人ふたりの

これからの幸せを聞きつけて、

店のママさんが「みんなで乾杯しましょ～♪」と

店中のお客さんに乾杯のビールやコーラを配り出しました。

乾杯。

さらに気分をよくした おばちゃんは保安官たちに

「明日の朝ごはん、そこの喫茶店に行きぃ。

　コーヒーチケット、２枚もぎったらええねん。

　『トシオのチケット』って言うたら伝わるわ。

　『トシオ』はうちの次男坊や。遠慮せんでええ。」

と、喫茶店モーニングサービスの聖地から来た旅人に

真っ向勝負をけしかけました。

最高の仲間と

最高のお好み焼きを

最高のおばはんに絡まれながら過ごした

最高の時間でした。

しかしまだまだ。

初夏に向けての前哨戦。

ここからがキャプテンの仕事や。

チームメイトが火遊びを叱られようものなら

脱帽を強要してやる。

組み立て体操を命じられたら

相手が担任だろうと何だろうと かかって来んかい。

それが僕の中での使命。

それが僕の覚悟。

　　　ＪＵＮＩＯＲ


P.S.　ただし、保安官と友しゃんの

　　　　争いごとはスルー。