8月14日（木）

神戸にて映画館パトロール。

前回の中国の行きだったか帰りだったか

機内の雑誌で作品紹介を読んで、気になってた作品。

主役の女の子が もし僕の地元を訪れて

１００万円を貯めることになったら、

きっと陶器作りを手伝ってるんやと思います。

粘土をこねて茶碗を作る手さばきを見初められ

「あんたは轆轤（ろくろ）を回すために生まれてきたがね。」

って言われるんやと思います。

映画を観終えた後、劇場には他の作品ＰＲの看板があり、

とある作品看板には、その物語を ご覧になった方々の

一言感想文が散りばめられていました。

そこで目に留まる感想文を発見。

「感動しました。ただただ涙なみだなみだ。　７０歳男性」

７０歳男性を感動させた作品を僕も観たいと思ったし、

そんな熱い感情を生み出す じいさんに僕もなりたいと思いました。

晩ごはんはミニスカポリスに連行されました。

普段、大阪でパトロール捜査官として手腕を揮（ふる）う僕も

管轄外エリアとなれば治外法権に従うのみ。

その治外法権によれば、手錠は片腕だけで良かったのに

両腕を差し出してしまった自分に対し

逃げ場のない「Ｍ」気質を感じました。

今回のレポートは当ツアーコンダクターの

フィリピンへの お里帰り終了時までに まとめたい。

夜は明けて、ついに これから７ヶ月ブリーフの凱旋帰郷。

おかんから恒例の おみやげリクエストメールが届きました。

それ以前に僕が

「親戚のちびっこにあげるポスターを忘れんように

　リクエストメールのついでに『ポスター！』って書いといて。」

って伝えといたのも関わらず、実際に届いたメールは

「浪芳庵の『みたらしとろとろ』をよろしく。

　午前中、居間の外に蜂の巣があったから

　駆除しようとしたら太腿を刺されました。

　毒が回るとあかんから、とりあえずキンカン塗っといたよ。」

って、ポスターの話題には一切触れず

どうでもいい近況報告をしてきました。

すでに脳まで毒が回っていることがよくわかりました。

とりあえず昼ぐらいに出発します。

おかんに頼まれた みたらしとろとろ、

おとんに頼まれた バットケース、

ちびっこに頼まれた ポスター（僕筆記の偽サイン入り）、

３月に邦しゃんが忘れていった靴下（軽臭）を携（たずさ）えて。

　　　ＪＵＮＩＯＲ