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米と水と人と野球に支えられた生活記録。
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パトロールの最中に寄り道。

喫茶「星の背中たち」。

僕がコーヒーを半分くらいまで減らしたころ、

昼から酒で頬を赤く染めた

景気の良さそうな中年2人が入店しました。

片割れの中年を「社長」と呼びながらヨイショする中年の合計2名。

レジでコーヒーを受け取った中年ダブルは、

携帯電話の充電を図り、コンセントの届くカウンターに着席。

飛び交う会話は景気高めの内容。

店内は全席禁煙。

彼らからガラス1枚を隔てた通りに面したオープンスペースでは

少々の寒さに耐えながら愛煙家がコーヒーとタバコを嗜(たしな)んでいました。

ガラスの向こうで舞う煙と、話で高じたテンションで、

さっきから社長という神輿(みこし)をワッショイしてた中年が

つい無意識のうちにタバコに火を付けました。

すると店員さんが盗塁を狙う俊足ランナーのように

「店内すべて禁煙となっておりますぅぅぅ!!」

と中年2塁ベースの元へ滑り込むかのごとく駆けつけました。

僕に限らず周りの お客さんも

必要以上の大声で会話を繰り広げる中年の話に苛立ちがあったため、

この店員さんの行動に「ナイスラン!」と、

誰しもが言いたげな眼差(まなざ)しをしていました。

反面、中年の2人はバツの悪い表情を浮かべて表へ出て行きました。

一難去ったと思いきや、初めに充電をセットした携帯電話が置き去りでした。

カウンターを拭き掃除した店員さんがこれに気付き、

まだ店の表あたりをうろつく中年を追いかけようと店を出るべく入口に向かう。

その瞬間、「だれか仕込んだやろ!」って疑いたくなるようなタイミングで

外国人のバックパッカーが入店と同時に駆けつけ一杯のごとく

店員さんの前に地図を示しながら道を訊ね出しました。

このロスタイムの間に中年2人はタクシーをつかまえて

どこかへ Vゴールを決めました。

さっき僕と同様に「ナイスラン!」の顔してた人たちが

さっきより嬉しそうな顔をしてました。

たぶん僕を含めて半分以上が、死んだら地獄に落ちると思いました。

   JUNIOR
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プロフィール
HN:
JUNIOR
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1980/08/07
職業:
草野球選手
趣味:
趣味さがし
自己紹介:
           好きな食べ物は米とライス。
           好きな飲み物は水とカレー。
            人と話すと元気が出ます。
          得意な球技は内野ノックです。
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