１月７日（木）

イマイチくんとイマイコちゃんの世界で一番スローな恋物語。

僕は愛犬・ナトリウムのためにペディグリーチャムを買うべく

自宅下のヒバゴンコンビニエンスに向かいました。

切手舐めのアルバイトのときに特別手当として貰った

ビール券をポッケに詰め込んで。

レジに居た店員さんが、このロマンスのヒーローとヒロイン、

イマイチくんとイマイコちゃん。

たぶんイマイチくんとイマイコちゃんは、お互いがお互い

「自分に恋人ができるとしたら、こんなひとだろう」

って、品を定め合ってると思います。

僕はビール券だけでは勘定が足りなくて

不足分をクレジットカードで支払おうとしました。

レジを打つイマイコちゃんの手が止まりました。

「こういう場合、どうやってレジで処理したらいいの・・・？」

ってな表情をしていました。

すると隣のレジで暇を持て余してたイマイチくんが

ここぞとばかりに救いの手を差し伸べました。

お。

かっこええとこ見せるチャンスやん。

何だか僕が めっちゃええトス上げたみたいになってるやん。

でもイマイチくんの手も止まりました。

結局イマイチくんも打ち込み方がわからない様子。

しかもイマイチくんがレジを離れたすきに

マンモス西みたいなのが

「３番ふたつ！早よせぇよっ！」

ってマイルドセブンを急かしてました。

残念。

イマイチくん、ええとこ見せれず

イマイコちゃんからすれば評価マイナス１。

イマイチあらためイマニに降格。

今後に期待のラブロマンス。

ヒバゴン支店をあとにして、

ペディグリーチャムを手に帰宅した僕は気付きました。

そういえば僕は犬なんて飼ってない。

「犬を飼うとしたら名前は何にするか」について考えすぎました。

　　　ＪＵＮＩＯＲ