11月9日（日）

いってきましたゲップ関西。

これまで各種アーティストが名を刻んだライブ会場・ゲップ関西。

東の武道館、西のゲップ関西。

４ＭＣ１ＤＪのチェケラッチョユニットのマッシブライブ。

今回のコーディネイターである ねぇさんと

お昼に心斎橋ギャルキュー前にて合流。

次々とギャルを吸い込み、そして吐き出す心斎橋ギャルキュー。

東のマルキュー、西のギャルキュー。

小粋な料理屋さんで昼ごはんを食べ、

服屋さんで欲しくもない ロンＴを探すふりをして、

山道具屋さんで買いもしないマウンテンパーカーを羽織り、

時が満ちたころゲップ関西へ向かいました。

駅から迷いさまよいながら会場まで辿り着き、

迷うことなくグッズ販売の列に

ドミノの駒のごとく身を並べました。

Ｔシャツ、マフラータオル、リストバンド、

以上、ミーハー３点セットを買い求め

コインロッカーへ荷物を コインロックする次第。

さっそく買い込んだアイテムに着替える。

この準備をする姿が とても地味かつ現実的で

なんだか赤面したりしました。

何より赤面しちゃうのが、女子たちもその場で

生着替えしちゃってたこと。

熱湯コマーシャルを思い出す。

僕が喜び出す前に

「男子中高生には たまらんシチュエーションやね」

と、ねぇさんに先手を取られる。

会場まで まだまだ時間を持て余す僕たちは

お茶しばきを企（くわだ）てることに。

「お茶でもしよか」って言ったのに

２人とも迷うことなく肝臓に酒を流し込む。

おつまみは 他のテーブルに座る男男男女女女たちを

静かにイジって楽しむ。

「あれはバイトの先輩後輩つながりや。 まだ付き合ってへん」

「あの着こなしはクレイジーゴンナクレイジーのころや」

「姉妹？いや。あれは高校時代のブラスバンド部ＯＧ」

お互い ３杯目を流し込むころには店は なかなかの盛況ぶり。

僕たちが座っていたテーブルにも相席を申し出るカップルが参戦。

彼氏さんが とある俳優さんに似てたので

僕は心の中で「キッペイ」と呼ばせていただきました。

ひょんなきっかけで話す機会があり、耳を傾けてみると

思いのほか声が甲高いことを知りました。

声が甲高い。よくできた彼女さんがいる。いろんなライブに参戦実績あり。

以上がキッペイ情報。

そうこうしてるうちに開場。

入場してから開演までは「せっせっせのよいよいよい」をして暇を潰す。

ついに開演。

ゆれまくる。とびまくる。ふりまくる。ほえまくる。

あの界隈で特にハジけてた すぐ前の青Ｔシャツの女子も同様。

ななめ左前で白いタオルを首に巻いた赤Ｔシャツのオカーサンも同様。

これまで予習鑑賞してきた曲目がズラズラと流れました。

予習観賞用にプレイリストを作成し

会社でプリントアウトしようとデータをデスクトップに置いてたら、

間違えて輸入乙仲業者の中西さんにパッキングリストと間違えて

プレイリストをメール送信しちゃうなんていうハプニングもありましたが、

今こうして予習が報われたと実感しました。

僕の胸に突き刺さったのは

同じ空の下で遠く離れた場所に住む同郷の友が今年の春に教えてくれた あの曲。

あの演出は卑怯です。

あっかん。あっかん。・・・あっかん。

曲に限らずトークも一粒残さず楽しんで、とうとう閉幕。

ええもん聴かせていただきました。

帰り道の電車のホーム。

偶然にもキッペイカップルと遭遇。

あの熱気の中で、

キッペイのニット帽は蒸れなかったのかと疑問を抱く。

そんな残り香を感じながら、我らハラペコ団は

本日のディナーにラーメンをチョイス。

弁天町で降車してメーランパトロール。

グーグー鳴り響く腹サイレン。

ライブとは、ラーメンに始まりラーメンに終わるねんで。

食後に僕が ねぇさんに そう諭（さと）したら

「昼ごはん、思いっきり豆ごはん食べとったやないか」と

ツッコまれました。

そんな１日。

唯一、気がかりなのは

ギャルキューに何も知らず吸い込まれていったオトーサンの行方（ゆくえ）。

しめしめと言わんばかりに、ネイルとか塗りたくられてないかと心配。

　　　ＪＵＮＩＯＲ